パスポートリーダーソリューション:税関、ホテル、官公庁窓口での証書登録
パスポートリーダーは「読み取るだけ」では済みません。読むのは証書上の二行の機読文字(MRZ)で、TD1 / TD2 / パスポート形式に従って証書番号、氏名、有効期限に解析し、既存の登録システムに接続できる必要があります。この系統は六款の機種を設置方法で分けており、カウンタに置くスキャナ、セルフ機に組み込むモジュール、外勤用のPDAです。選定の順序は、まずどこに設置するかを決め、次にインターフェースを決め、最後にサンプルで実測します。
- MRZ機読領域の読み取り:Passport OCR / Passport Visa / TD1 / TD2
- 四つの設置方法:固定式モジュール、有線スキャナ、ワイヤレススキャナ、ハンディ端末
- インターフェースはUSB / RS232 / TTL / RS485 / HID-POSに対応
- よく使う証書はサンプルで実測してから数量を決める
窓口ごとに設置方法が異なる
同じ読み取り機能でも、カウンタに置く、セルフ機に組み込む、手に持つでは選定結果がまったく変わります。
| 窓口とシーン | よく使うモデル | インターフェース | 導入の要点 |
|---|---|---|---|
| 税関・空港での補助照合 | XT6201MRZ / XT6202MRZ | USB / RS232 | 照合システムと接続し、読み取ったフィールドをそのまま反映、人手は確認のみ |
| ホテル・民宿のチェックイン | XT6202MRZ ワイヤレス | 2.4G / Bluetooth / USB | フロントは配線なし、登録システムとドアロックシステムがそれぞれフィールドを取得 |
| 官公庁・警察の窓口 | XT2010MRZ 固定式モデル | USB / RS232 / TTL / RS485 | 窓口のカウンタに設置、旧型産業用機はシリアルで接続し、ホストの変更は不要 |
| 病院の受付と患者登録 | XT6201MRZ | USB | 一回の読み取りで氏名、証書番号、有効期限を入力し、手入力の誤りを減らす |
| レンタカーと金融口座開設 | XT6202MRZ / XT8002C | Bluetooth / 4G | カウンタでも訪問でも対応でき、証書情報と撮影画像を併せて保管 |
| セルフ端末とゲート | XT6996M エンジンモジュール | USB / TTL232 | 機器パネルに組み込む場合、筐体構造に合わせた取付図と配線定義を用意 |
| 展示会・イベントでの本人確認 | XT8001D / XT8002C | 4G / Wi-Fi | 現場で名簿と照合し、通信が不安定なときはローカルに一時保存して後から送信 |
六款の機種の外観
同じ証書読み取り機能を、カウンタ用スキャナ、パネルモジュール、エンジン、ハンディ端末の四形態にし、作業台ごとに選びます。

セルフ端末、発券機、確認台のパネルへ組込み;USB / RS232 / TTL / RS485

窓口カウンターでケーブル一本をPCへ;USB / RS232 / TTLの三種類から注文

フロントから客室へ、駐車場での一時登録;2.4G+Bluetooth 4.0

21.2×14.5×11.4mm / 3.9g / 3.3V、お客様の装置へ組み込む際の定番モデル
四つの典型的な窓口での実際の運用
いずれも設置時に出会う具体的な課題に対応しています。
税関・空港での補助照合
照合台のスペースは狭く、パスポート全体を視野に入れる必要があるため、読み取り距離と角度が一度で読める割合を直接左右します。スキャナ型の視野角は42°×28°で、持つときにパスポートの下辺を出光口と平行にすると、何度も位置合わせするより時間を短縮できます。
ホテル・民宿のチェックイン
フロントでは客室や駐車場で臨時に登録することが多く、USBケーブルを引くのは現実的ではありません。ワイヤレススキャナなら2.4GまたはBluetoothでフロントのパソコンに接続し、読み取ったフィールドを登録システムへ渡すため、お客様の待ち時間が短くなります。
官公庁・警察の窓口
窓口のパソコンは旧型の産業用機が多く、USBドライバが入らずシリアルの方が容易な場合があります。固定式モジュールはRS232 / TTL / RS485とHID-POSに対応し、既存のホストに合わせて接続方式を選べます。
セルフ端末とゲート
装置はお客様が自社で製作しており、必要なのは完成機ではなくモジュールです。寸法、電源、インターフェース、取付穴の位置を合わせる必要があります。XT6996Mは21.2×14.5×11.4mm、3.9g、3.3Vで、組み込んでもパネルのスペースを取りません。
一般的なスキャナでパスポートが読めない理由
パラメータの高低ではなく、読む対象が異なります。
読むのは文字であり、バーコードではない
MRZは証書に印刷された二行の機読文字で、バーコードのような位置決め図形がありません。装置はOCRで文字行を特定し、書式に従ってフィールドを分割し、チェックディジットで読み取りの正否を判定します。
出力されるのはフィールド
一般的なスキャナが上位システムへ渡すのは生の文字列です。証書読み取りが渡すのは証書番号、氏名、国籍、有効期限といったフィールドで、登録システムにそのまま取り込め、解析スクリプトを別途書く必要がありません。
材質が成否を決める
パスポートのラミネートの反射、資料ページの圧痕、証書の摩耗はいずれも読み取りに影響します。まず入射角を調整して反射を避け、次に光源の変更を検討し、最後にアルゴリズムのパラメータを調整します。
サンプルから稼働までの順序
順序を誤ると装置を往復させることになり、かえって遅くなります。
1. サンプルで実測
よく使う証書を一冊ずつお送りください(パスポート、身分証、運転免許証など)。当社が一冊ずつ読み、どこまで読めるか、どれくらい速いか、どの角度で安定するかを実測結果でお示しします。
2. 形態を決める
窓口のカウンタに固定する場合はスキャナまたは固定式モジュール、セルフ機、ゲート、宅配ロッカーはエンジンモジュール、外勤の持ち歩きはPDAを使用します。形態を誤ると、後からインターフェースを合わせても使いにくくなります。
3. インターフェースを決める
まず上位システムのポートを確認します。USBがあればキーボードまたは仮想シリアルモード、シリアルのみならRS232 / TTLを注文、産業用バスはRS485、POSレジはHID-POSを使用します。
4. 結合テスト
配線定義とプロトコル仕様を提供し、御社システムのフィールドに合わせてマッピングします。現場の結合テストは通常一度で通ります。構造変更がある場合は事前に図面を出して確認します。
証書読み取り機器の開発・製造主な機能
構造、光学調整、デコードプログラムを自社体制で完結しており、提案内の各パラメータは実測値と出荷検査記録まで追跡できます。



パスポートリーダーのよくあるご質問
以下のご質問は、工場の設備部門、倉庫物流、システムインテグレータから実際に寄せられた内容です。回答はそのまま選定の根拠としてご利用いただけます。
パスポートリーダーと一般的なスキャナは何が違いますか。
一般的なスキャナが読むのはバーコードと二次元コードです。パスポートで読むのは資料ページ下部の二行の機読文字(MRZ)で、OCRアルゴリズムによりTD1 / TD2 / パスポート形式で解析し、解析後は証書番号、氏名、有効期限といったフィールドになります。両者は別物です。
身分証や運転免許証は読めますか。
証書の機読領域と運転免許証のPDF417を読み取れます。対応する書式は仕様書に記載のとおりです(Passport OCR、Passport Visa、TD1、TD2。XT6202MRZはさらにOCR-Bと身分証ID文字に対応)。仕様書にない証書は、サンプルをお送りいただいて実測したうえで判断します。
一台の装置で証書と貨物のバーコードを同時に読めますか。
可能です。XT2010MRZ、XT6201MRZ、XT6202MRZはいずれも一次元・二次元コードの読み取り機能を維持しており、窓口業務では伝票を読んでから証書を読む流れに対応し、装置を替える必要がありません。
組み込みモジュールにはどのような資料が必要ですか。
配線定義、通信プロトコル、外形・取付寸法図の三点はプロジェクトの打ち合わせ時に提供します。筐体構造に合わせて取付穴の位置を変更したり、フラットケーブルを製作する必要がある場合は、構造図をお送りいただき一緒に確認します。
証書情報は装置内に保存されますか。
装置は読み取ってフィールドを上位システムへ渡すところまでを担い、データを保存するか、どこに保存するか、誰が閲覧できるかは御社の登録システムが決めます。ローカルに保管する必要がある場合は、接続時に出力方式をお知らせください。
六款機種の具体的な仕様を見る
固定式モジュールXT2010MRZ、有線スキャナXT6201MRZ、ワイヤレススキャナXT6202MRZ、エンジンモジュールXT6996M、さらにキーボードPDA XT8001DとフルスクリーンPDA XT8002C。
まず証書を二冊お送りください
証書読み取りが可能かどうかは、仕様表を見るよりサンプル実測の方が早く分かります。よく使う証書を一冊ずつお送りいただければ、読み終えた時点で結論と推奨型番をお伝えします。