XTIOT:産業用コード読み取りと、ラインを変更できない部分まで
興通物聯(XTIOT)はバーコード認識・収集機器を手がけています。工場でコード読み取りを生産ラインに組み込む場合、難しいのは「読み取る」こと自体よりも、既存の作業台にどう設置するか、PLCとどうタイミングを合わせるか、粉塵や水蒸気の中で一年間連続稼働させるか、という点です。当社の製品ラインは数百万画素クラスの固定式リーダーから数千万画素クラスのエリアスキャン一体型まで、一括収集スキャナから共有ワイヤレススキャナ、ハンディPDAまでをそろえ、コード読み取りのためにライン構造を変更しなくて済むことを狙っています。
製品と対応力
| 製品ライン | 産業用固定式コードリーダー、産業用エリアスキャン一体型、OCR文字スキャナ、一括読み取りスキャナ、共有ワイヤレススキャナ、ハンディPDA |
|---|---|
| 読み取り主な機能 | 一次元コード・二次元コードの全コード体系;DPMコード(エッチング、レーザー刻印、ドットマトリクス);OCR文字と数字 |
| インターフェースとプロトコル | USB 2.0(HID/CDC)、RS232、RS485、ファストイーサネット/ギガビットイーサネット;TCP、Profinet、EthernetIP、MELSEC、SLMP、Fins、Modbus |
| 保護と環境 | IP54 / IP67;動作温度 0–50℃;環境照度 0–100000 lux |
| カスタム対応範囲 | ブラケットの高さと角度、ケーブル長とコネクタ、光源の種類と角度、トリガ方式、出力プロトコル |
| 対応業界 | 自動車・部品、3C・電子機器製造、新エネルギー電池、医薬品・食品、倉庫物流、宅配拠点 |
三つのやらない選択
これらの選択が製品の姿を決めています。
低価格のために光学系を削らない
産業用コード読み取りの価格では、レンズと光源が少なくない割合を占めます。安価なレンズに変え、偏光を省いても、仕様表からは分かりません。しかし金属部品の作業台に設置すると、すぐに現れます。当社は見積が多少高くなっても、読み取れない装置は作りません。
標準品を個別条件の現場に押し付けない
作業台は千差万別で、標準品で大部分はカバーできますが、必ず一部は収まりません。その場合は当社がブラケットと光源を変更し、お客様にラインを変更していただくことはしません。
実現できない納期は約束しない
納期は契約に明記し、実現できない場合は事前にお伝えします。生産ラインの改造には作業可能な期間があり、口頭で約束した納期の遅延は、お客様のライン全体の立ち上げ計画に影響します。
品質管理の方法
受入検査では、レンズとセンサをロットごとに抜き取り検査し、焦点の一致と結像の均一性を重点的に確認します。組立では、構造部品とメイン基板を別ラインで作業し、一台ごとに通電、通信、読み取りテストを行います。出荷時には型番ごとに読み取りテストを行い、抜き取り比率はロットとお客様のご要望により決め、サンプルを保管して照会に備えます。
この三段階で最も問題が起きやすいのは受入検査です。光学部品のわずかな差は単体では分からず、量産でラインに組み付けたときに読み取り率のばらつきになります。そのため受入抜き取り検査を定型作業とし、納期を急ぐ場合でも省略しません。
カスタムの進め方
第一段階は現場の確認です。ブラケットを変えるのか、ケーブルを変えるのか、光源とトリガを変えるのかを切り分けます。第二段階は図面の作成で、ブラケットと構造部品の図面をお客様に確認いただき、光学に関わる部分は同時にパラメータ案をご提示します。第三段階は試作で、通常3–5営業日、サンプル発送前に読み取りテストを行います。第四段階は確認後の量産で、初回は小ロットで作り、安定してから作業台数に合わせて配備します。
一連の流れで、お客様にご確認いただくのは二点だけです。図面が正しいか、サンプルが御社の作業台で読み取れるか。それ以外の工程は当社内で進めます。
主に六つの顧客層を対象としています
お客様によって重視する点は異なります。
| 顧客区分 | 重視していること | 通常の連携方法 |
|---|---|---|
| 自動車・部品メーカー | タクト、トリガタイミング、読み取り率 | グローバルシャッター機種+I/Oトリガ、電気エンジニアとプロトコルを詰める |
| 3C・電子機器製造 | 微小コード、高密度、基板間隔 | 高解像度+近接レンズ、基板形状ごとに視野を算出 |
| 新エネルギー電池工場 | 金属刻印コード、反射、清浄度 | 偏光光源+低角度照明、構造面では遮光を追加 |
| 食品・医薬品業界(食品、医薬品、医療機器) | ロット番号とトレーサビリティコード、クリーンルーム・湿潤エリアの保護、記録の保管 | 固定式リーダー+I/Oによる排出連動、包装材質に合わせた光源、読み取り記録にタイムスタンプと作業台番号を付与 |
| 倉庫・物流 | パレット単位の効率、集荷の正確率 | エリアスキャン一体型+一括スキャナ、重複コードを即時通知 |
| 宅配拠点・店舗 | 多人数で共用、ドライバ不要、コスト | 共有ワイヤレススキャナ、ピーク時の人数に合わせて台数を配備 |
製品ラインがこれだけ多いのは、これらの顧客層のニーズが重ならないためです。自動車はタクトタイム、3Cは読取精度、電池は光学系、食品・医薬品はトレーサビリティ記録、倉庫は効率、宅配拠点は多人数での共用を重視します。一つの製品ですべての用途をカバーしようとすると、最終的にどれも満足させられません。
だからこそ、選定の打ち合わせではまず「どの種類の工程・作業台か」を伺い、その後にパラメータの話を進めます。分類が明確であれば、その後のご提案に意味があります。分類が曖昧なままでは、どの型番を出しても推測に過ぎません。
構造・光学・デコードを同一体制で
構造部品、光源調整、デコードパラメータ設定はすべて自社で行うため、一か所の変更にサプライヤ間の調整は不要です。以下は製造中の一部モデルの実機です。



資格・マネジメントシステム認証
構造、光学調整、デコードプログラムを自社体制で完結しており、提案内の各パラメータは実測値と出荷検査記録まで追跡できます。






よくあるご質問 FAQ
以下のご質問は、工場の設備部門、倉庫物流、システムインテグレータから実際に寄せられた内容です。回答はそのまま選定の根拠としてご利用いただけます。
御社の主な事業は何ですか。
バーコード認識・収集機器の開発・製造です。産業用固定式コードリーダー、エリアスキャン一体型リーダー、OCR文字スキャナ、一括読み取りスキャナ、共有ワイヤレススキャナ、ハンディPDAを用意し、作業台ごとに型番と構成を組み合わせます。
工場見学はできますか。
可能です。事前に日程をご相談ください。先に生産・試験現場の写真や動画をお送りし、ご確認のうえ訪問を調整することもできます。
輸出の実績はありますか。
製品は完成機・プロジェクトとともに複数の地域へ輸出しており、CE、RoHSなどの認証はプロジェクトごとに対応型番の証明書を提供できます。