複数コード同時読み取りスキャナ:一度に4コードを同時読み取り
Kシリーズは一本のスキャナで一回の露光により1、2、3、四個のバーコードを同時に読み取り、一次元コードと二次元コードを混在できます。説明書の原文は「同種または異種のコード体系のバーコードを1/2/3/4個同時に読み取れる」で、読み取り個数と読み取り方向はいずれも設定コードで切り替えられます。個数は2、3、4個から選び、方向は上から下、左から右、下から上、右から左から選べます。箱内の複数ラベル、スマートフォンケースの複数コード、電子部品トレイの複数コードなど「一つの位置に複数のコードがある」作業では、一点ずつ位置合わせするより速く、トレイ上の4つのコードのために固定式のエリアスキャン一体型を導入する必要もありません。
- 1 / 2 / 3 / 4個のコードから設定可能で、同種のコード体系も異種も混在に対応(Kシリーズ共通の設定コード)
- 上から下(既定)/ 左から右 / 下から上 / 右から左で、複数コードの出力順を決める
- XT6201K(有線)など3つの型番シリーズ
- サンプル試装と作業台別の型番選定に対応




技術仕様
| 同時読み取り | 1 / 2 / 3 / 4個のコードから設定可能で、同種のコード体系も異種も混在に対応(Kシリーズ共通の設定コード) |
|---|---|
| 読み取り方向 | 上から下(既定)/ 左から右 / 下から上 / 右から左で、複数コードの出力順を決める |
| イメージセンサ | CMOS 1280 × 800(XT6201K、XT6400Kの仕様書) |
| 読み取り読取精度 | ≥3mil(0.076mm @Code 39、PCS=90%)、最低コントラスト≥30% |
| 視野角 | 水平46°、垂直29°、対角54.37° |
| 読み取り距離 | EAN13 13mil:70–380mm;EAN13 5mil:90–150mm;QR 30mil:60–500mm;QR 15mil:90–170mm |
| データインターフェース | XT6201K:USBキーボード / 仮想シリアル / RS232 / TTL。XT6400K:2.4G、Bluetooth 4.0、USB KBW / CDC |
| ワイヤレスと保存 | XT6400K:2.4Gは見通し100m、Bluetoothは50m。2000mAh(満充電で連続読み取り8万回以上)。16MBでEAN13商品コードを≥130000件保存可能 |
| 電気と温度 | 5V ±3%。XT6201K 188mA / 待機85mA、-10 ~ +50℃。XT6400K 54mA、-20 ~ +60℃ |
| 外形・重量 | XT6201K 72.7×102.7×162.5mm、252g(2mケーブル含む)。XT6400K 65.5×107×151.7mm、174.9g |
仕様は現行の仕様書によります。型番により解像度、レンズ、光源、保護等級が異なるため、ご注文前にエンジニアへ具体的な型番をご確認ください。
複数コード同時読み取りスキャナでできること
各機能は現場の具体的な動作に対応しており、仕様表の名詞ではありません。
| 機能 | 解決する課題 | 対応型番 |
|---|---|---|
| 複数コード同時読み取り(2 / 3 / 4コード) | 一つの位置に複数のラベルがあっても、一回の露光ですべて読み取り、一点ずつ位置合わせする必要がありません。 | XT6201K / XT6202K / XT6400K |
| 一次元・二次元の混在読み取り | 同じ視野にバーコードと二次元コードが混在していても読め、モードの切り替えは不要です。 | Kシリーズ |
| 読み取り方向の設定 | 出力順はラベルの配置で決まり、上から下、左から右、下から上、右から左のいずれかです。 | Kシリーズ |
| 単一コードモードへの切り替え | 一つのコードだけ読む場合は設定コードで単一コードモードに戻し、隣のコードまで読み込まないようにします。 | Kシリーズ |
| 倉庫モード(先に保存して後で送信) | 読み終えたらまず機内に保存し、パソコンに戻ってから一括送信するため、棚卸や遠隔地の作業でリアルタイム接続が不要です。 | XT6400K |
| 有線 / ワイヤレスの二種類の接続 | 固定した作業台では有線モデル、棚やプラットホームではワイヤレスモデルを使い、設定コードは共通です。 | XT6201K / XT6202K / XT6400K |
複数コード同時読み取りスキャナの型番の分け方
サフィックスKは複数コード同時読み取りを意味し、6201Kは有線、6202Kと6400Kはワイヤレスです。同じスキャナで単一コードも四コードも読め、個数と方向は設定コードで切り替えるため、別の機種を買う必要がありません。
| 型番 | 形態 | 構成と適用 |
|---|---|---|
| XT6201K | 有線複数コード同時読み取りスキャナ | 1280×800、≥3mil、252g。USBキーボード / 仮想シリアル / RS232 / TTLの四種類から注文可能 |
| XT6202K | ワイヤレス複数コード同時読み取りスキャナ | ワイヤレスモデルで、レシーバと組み合わせて使用します。無線距離とバッテリの仕様は現行の仕様書によります |
| XT6400K | ワイヤレス複数コード同時読み取りスキャナ | 2.4G 100m / Bluetooth 50m、2000mAh、16MBで13万件を保存、174.9g |
複数コード同時読み取りスキャナをこのように設計した理由
いずれも実際の設置時に出会う課題に対応しています。
四コード同時読み取りの設定方法
説明書の設定コードで順に進みます。設定モードに入る → 複数コード読み取りを有効化 → 読み取り個数を選ぶ(2 / 3 / 4)→ 読み取り方向を選ぶ → 設定モードを終了。設定はスキャナ内に保存され、パソコンを替えても再設定は不要です。
一次元・二次元の混在
同じ画面にCode 128と複数のQRがあってもモードを切り替える必要はなく、仕様書に記載の1D・2Dコード体系はいずれも対応します。
読み取り方向が順序を決める
出力順をラベルの配置に合わせます。縦並びのラベルは上から下、横並びは左から右を選びます。上位システムは固定位置で値を取得するため、内容からどれがどれかを推測する必要がありません。
読まないコードは遮へいする
複数コードモードでは視野内のコードがすべて読まれ、説明書にも「読み取り時は他の設定コードを遮へいして誤読を避ける」と記載されています。作業時は不要なラベルを貼って隠すか遮へい板で隔てるか、設定コードで単一コードモードに戻します。
有線・ワイヤレスの二形態
作業台が固定の場合はXT6201K(USB / RS232 / TTLの三種類から注文)、棚、プラットホーム、歩きながらの業務ではXT6400Kを使用します。本体は倉庫モードを備え、まず機内に保存し、パソコンに戻ってから一括送信します。
エリアスキャン一体型との役割分担
スキャナは手持ちで移動でき、作業台の切り替えに柔軟で、抜き取り、照合、臨時の作業台に適します。パレットや基板パネルで数十から百個のコードを一度に読む場合は、XTMZ40のようなエリアスキャン一体型が担当します。
複数コード同時読み取りスキャナをよく使う作業台
- 印刷・包装:箱外面の物流コード、箱面の品名コード、箱内の説明書コードを同時に読み取り
- スマートフォンケース:筐体のコード、レンズ穴のラベル、外装のコードを一度に読み取り
- 電子部品トレイ:トレイのラベル、品番の二次元コード、ロットコードを同一視野で読み取り
- 箱単位の出庫照合:箱内の品コードと箱外面の箱コードを一緒に読み、直接照合
- 基板パネル上の小さな部品:トレイ上の多数の小さなラベルを一点ずつめくる必要がない
- 書籍・映像・医薬品の中包装:バーコードとトレーサビリティコードを同時読み取り
選定前に確認が必要な六項目
1. 設置位置と使用可能なスペース。2. コードの材質とモジュールサイズ。3. 設置距離と視野幅。4. 生産ラインのタクトとトリガ方式。5. 上位システムのインターフェースとプロトコル。6. 現場環境(水、粉塵、温度)。
この六項目をお送りいただければ、型番と構成はほぼ一度で確定し、サンプルの往復を避けられます。
こうした作業の導入方法
製品ページでは機能を、ソリューションページではシーン、設定、選定の境界を説明します。
複数コード同時読み取りスキャナの開発・製造主な機能
構造、光学調整、デコードプログラムを自社体制で完結しており、提案内の各パラメータは実測値と出荷検査記録まで追跡できます。



複数コード同時読み取りスキャナのよくあるご質問
以下のご質問は、工場の設備部門、倉庫物流、システムインテグレータから実際に寄せられた内容です。回答はそのまま選定の根拠としてご利用いただけます。
一回で何個のコードまで読めますか。
1 / 2 / 3 / 4個から設定可能で、説明書の原文は「同種または異種のコード体系のバーコードを1/2/3/4個同時に読み取れる」です。4個を超える場合、またはパレット上の数十から百個のコードを扱う場合はハンディスキャナの範囲外となり、エリアスキャン一体型(XTMZ40は一回で200コード以上)に切り替えます。
一次元と二次元を一緒に読めますか。
可能です。同種のコード体系でも異種でも混在に対応し、読む前に設定コードで個数と方向を設定しておくだけです。
読み取り順は固定できますか。
可能です。方向は四つから選べます。上位システムは固定位置で値を取得します。例えば箱コードは必ず1条目、品コードは必ず2条目とすれば、内容からどれがどれかを判断する必要がありません。
近くのコードまで読んでしまうことがあるのはなぜですか。
複数コードモードでは視野内のコードがすべて読まれます。不要なラベルは遮へいするか遮へい板で隔て、一つのコードだけ読む場合は単一コードモードに切り替えます。
固定式エリアスキャン一体型とはどう選びますか。
ハンディスキャナは柔軟で単価が低く、抜き取り検査や作業台の切り替えに適します。固定式は一回でパレット全体を読み、ライン全数検査に適します。同じ倉庫で両方を使うことも多く、パレット入庫は一体型、照合と抜き取りはKシリーズという使い分けです。
その他の製品ライン
- 産業用スキャナ · 固定式 / エリアスキャン / OCRの三系統
- 一括読み取りスキャナ · オフライン一括収集
- 共有スキャナ · 一対二 / 多対一
- ハンディPDA · フルスクリーン / キーボード / プリンタ / UHF
- MRZ証書読み取り · パスポートと証書のMRZ読み取り
どのモデルか決めかねる場合
作業台の写真、コードサンプル、タクトの要件をお送りください。エンジニアが実際の条件に合わせて型番をご提案し、仕様表に沿って上位構成を勧めることはしません。