拠点共有スキャナ|複数のスキャナをPC一台に、一枚の伝票を二つのシステムへ
拠点の特徴は取扱量の変動が大きいことです。ピーク時は三人が同時に出庫し、オフピーク時は一人。そこで多対一の構成で、スキャナの本数をピーク時に合わせます。XT6202HD-Nは複数のスキャナが2.4Gレシーバ一つを共有し、拠点のPC一台に接続、最大100本でPCは増やしません。出庫伝票番号を宅配会社システムへも返す必要がある場合は、XT3001BHD-2の一対二を使います。一本のスキャナにレシーバ二個を組み合わせ、拠点システムと宅配会社システムが同じ伝票を同時に受け取ります。どちらもキーボードモードで、既存ソフトへドライバ不要で接続できます。
- 1280×1024 / 1408×1024 グローバルシャッター
- USB · RS232 · RS485 · イーサネット · I/O
- DPMコード、刻印コード、複数コード同時読み取りに対応
- 宅配拠点の工位とタクトに合わせた型番構成
宅配拠点で専用の読取ソリューションが必要な理由
一人に一本ずつ配るとコストがかさみます。拠点の取扱量は変動が大きく、ピーク時は人手が多く、オフピーク時は遊んでしまいます。共有の構成なら、ピーク時の人数に合わせてスキャナを用意し、レシーバは一つで足ります。
既存システムは変更できません。拠点のシステムは他社製であることが多く、スキャナはキーボード出力で直接送る必要があります。ドライバも設定も不要で、挿せばそのまま読めます。
複数台で同時に読んでも混ざりません。スキャナとレシーバは一対一でペアリングされ、読み取ったコードは到達順に同じ入力ストリームへ入ります。スキャナごとにプレフィックスを付ければ、バックエンドでどの工位が読んだかを判別できます。
これらの違いが選定の道筋を決めます。まずコードサンプルと使用条件を確定し、次に光源、レンズ、インターフェースを決め、最後に価格です。実際のコードサンプルをお送りいただいての実測は、仕様表を見るより確実です。
宅配拠点でよくある四種類の読取工位
同じ二次元コードを読む場合でも、生産ラインに設置するか倉庫に設置するかで、選定の結論はまったく変わることがあります。
ピーク時に複数人が同時に出庫
複数のスキャナでレシーバ一つを共有、最大100本
よくある構成:XT6202HD-N 多対一 · 2.4Gレシーバ
出庫データを両方で必要とする
一本のスキャナにレシーバ二個、拠点と宅配会社のシステムが同時に受信
一般的な構成:XT3001BHD-2 一対二 · USBドライバ不要 ×2
入庫の一括棚入れ
まず本体に保存し、再接続後に一括アップロード。重複コードは一件だけ残します
一般的な構成:XT3001BHD-2 一括読み取り · USBドライバ不要
移動しながらの荷探し
棚の間を移動しながら読み取って荷物を探す
よくある構成:XT8001D キーボードPDA · Wi-Fi
宅配拠点 拠点共有スキャナの工位と型番の対照
| 作業台のシーン | 推奨型番 | インターフェース / トリガ | 説明 |
|---|---|---|---|
| ピーク時に複数人が同時に出庫 | XT6202HD-N 多対一 | 2.4Gレシーバ | 複数のスキャナでレシーバ一つを共有、最大100本 |
| 出庫データを両方で必要とする | XT3001BHD-2 一対二 | USBドライバ不要 ×2 | 一本のスキャナにレシーバ二個、拠点と宅配会社のシステムが同時に受信 |
| 入庫の一括棚入れ | XT3001BHD-2 一括読み取り | USBドライバ不要 | まず本体に保存し、再接続後に一括アップロード。重複コードは一件だけ残します |
| 移動しながらの荷探し | XT8001D キーボードPDA | Wi-Fi | 棚の間を移動しながら読み取って荷物を探す |
上表は宅配拠点でよくある条件を起点にしたものです。実際の型番は設置距離、視野幅、コードサンプル、タクトを踏まえた実測で確定します。当社の進め方は、まずサンプルをお預かりして試装し、読み取れない場合は光源やレンズを替えることで、産線側に装置へ合わせていただくことはしません。
説明:表内の型番は該当シーンでの一般的な選択であり、組み合わせは一つだけではありません。同じシーンでも解像度、レンズ、光源の異なる型番を選べます。実際の読み取り結果を優先してください。
固定式リーダーからハンディ端末まで、すべて自社製造の型番です
構造、光源調整、デコードプログラムを同一体制で完結しているため、宅配拠点のお客様からの変更はサプライヤ間の調整が不要です。以下は各型番の実機で、イメージ図ではありません。



掲載写真は各型番の実機を撮影したものです。宅配拠点案件の具体的な構成は、サンプルでの実測と契約の取り決めによります。
宅配拠点のお客様が確認できる資質と認証
構造、光学調整、デコードプログラムを自社体制で完結しており、提案内の各パラメータは実測値と出荷検査記録まで追跡できます。



宅配拠点向け産業用スキャナのよくある質問
以下のご質問は、工場の設備部門、倉庫物流、システムインテグレータから実際に寄せられた内容です。回答はそのまま選定の根拠としてご利用いただけます。
複数人が同時に読むと、データが混ざりませんか
問題ありません。スキャナとレシーバは一対一でペアリングされ、データは到達順に同じ入力ストリームへ入るため、他の人の記録に紛れ込むことはありません。誰が読んだかを区別したい場合は、スキャナごとにプレフィックスを付けるか、通知音を変えます。既存の拠点システムは変更不要で、スキャナはキーボードモードでそのまま出力します。
拠点のシステムは他社製ですが、使えますか
可能です。共有スキャナはUSBキーボード(HID)モードで動作し、システムからはキーボード入力と同じに見えるため、ドライバもインストールも不要です。スキャナ入力を受け取れるシステムであれば使えます。
産業用スキャナは既存のPLCやMESに接続できますか。
ネットワークモデルはTCP、Profinet、EthernetIP、MELSEC、SLMP、Fins、Modbusなどのプロトコルに対応し、USBモデルはHIDまたはCDCの仮想シリアルポートを使用します。PLCの型番をお知らせいただければ、設定時に通信マッピングを一緒に確認します。多くの現場では追加のミドルウェアは不要です。
サンプルと量産の納期はどのくらいですか。
通常モデルのサンプルは1–3営業日で発送し、量産注文は数量に応じて生産計画を組みます。具体的な納期は契約書に明記します。ブラケットやケーブルを含むセット構成は別途部材の手配が必要で、通常3–5営業日ほど長くなります。
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現場写真、コードサンプル、タクトの要件をお送りください。実際の条件に合わせて型番をご提案しますので、仕様表を先に読み解いていただく必要はありません。